乗合自転車の雑記帳

広島関連、漫画・アニメ関連の話題が多くなると思います。主にTwitterの補完として。

2ch系まとめブログ(アフィブログ)について

注意 2chは現在無断転載禁止となっていますが、タイトルは便宜上「2ch系」としております(フォークサイトや2ch類似BBSからの転載もあるため)。

本稿において「アフィブログ」と定義するのは「主に2ch等の掲示板やTwitter等のSNSその他の転載によって成り立っていて、莫大なアフィリエイト収益を上げているブログ」を指します。さらに具体的に挙げますと、

などです。

私はこういったブログ群にはできればなくなってほしい、あるいはまっとうなブログに戻って欲しいと常々願っています。しかしながらTwitterなどを見ていると、私が懇意にしている方がこれらアフィブログのアカウントをフォローしていたり、有名な方がこれらブログの記事拡散に手を貸していたりするのです。

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これははるかぜちゃんこと春名風花がやらおんの記事をRTした例です。2014年3月下旬のこと。このようなことが日常茶飯事となっているのです。

なぜアフィブログがあってはならないのか

アフィブログはアクセス数やアフィリエイト収益によって成り立っており、それを稼ぐために非常に問題ある行為を繰り返しています。

これは2014年2月に津田大介氏がハム速(ハムスター速報)で名誉毀損まがいの攻撃を受けたケースです。類似のケースは他のアフィブログでも枚挙にいとまがありません。
基本的にアフィブログはネガティブな話題や雑誌等のフライング情報(主に2chでリークされている情報をソースロンダリングして掲載している様子)や対立煽りでアクセス数を稼いでいます。これらも参考にしてください。

任天堂の悪口を書けばアクセス数が跳ね上がる理由 やまなしなひび-Diary SIDE-

TMR西川氏のツイッターを炎上させたい人々 -Togetter

こうした記事のRTを見つけたらどうすべきか

これまでは前振りで、ここからが本編です。
私の目下の悩みは、Twitterでフォローしている方(主に有名人)がアフィブログ記事をRTしていたとき、それに対して「RTはやめていただけないでしょうか」と注意することがあります。理由は後述します。
これに対する反応は大体以下の通りです。いずれも経験があります。

  1. 「わかりました、注意します」と了解してもらえる(RTも取り消し)
  2. 梨の礫
  3. 「正しい情報です、何が悪いんです?」と反論される
  4. 「嫌ならフォロー外してください」と反論される
  5. フォローを外される、ブロックされる

1.が理想なのは言うまでもないことですが、3以降は非常に憂慮を感じる反応です。
3.はアフィブログの問題点がまったく理解してもらえていないことがわかります。正しい情報ならどんなソースでも利用していいというものではありません。情報は必ず信頼できるソースからピックアップすべきでしょう。大勢のフォロワーを擁する著名人ならばなおさらのことです。アフィブログはそれに値しないということがわかってもらえていないのです。
4.は「私がアフィブログが不快だからやめてほしい」と勘違い(問題を矮小化)されているパターンです。私が不快だから注意しているのではないのです。アフィブログの情報に頼ったり拡散していると、いつかそのうち誤った情報の拡散に手を貸すことになりかねません。自分のためではなく相手のために注意しているのです。

このように聞き入れてもらえないことがあるので、注意するのを躊躇ってしまうことが多くなってきました。注意の仕方を変えた方がいいのか、それとも放っておくのがいいのか。
そういえば、ネット上でしかも一方通行的にしか接点のない方が指摘や助言などを送ることを「アドバイス罪」と言うんでしたっけか。ということは、こうした注意は罪なのでしょうか。ますます悩みが深くなります。

「嘘、大げさ、紛らわしい広告を見つけたら…」はJAROの宣伝文句ですが、この「嘘、大げさ、紛らわしい」はアフィブログにも見事に当てはまるのです。

公式アカウントがアフィブログをRTすることも…

(2014/06/27追記)
まれに、作品の公式アカウントなど法人・団体・組織によるアカウント(以下、公式アカウント・公式)がアフィブログの記事をRTすることもあります。一例を2ch嫌儲板のログから。

アニメ「のんのんびより」公式Twitterが原作編集部のアカウントを通してはちまの記事をRT

アニメミライ公式がオレ的ゲーム速報を非公式RTしています。今なお削除されていない上に、公式から本件については何の説明もありません。

公式によるアフィブログRTはほとんどが批判の対象になってしまい、公式はそのRTを取り消し場合によっては謝罪しています。おそらくは自身の作品が紹介されたということで反射的にRTしているのかと推測しますが、その対象は常に「信頼できる情報源」のみであるべきで、何かと批判が多いアフィブログは排除されねばなりません。他にも理由として様々な憶測が飛び交っていますが、いずれにしても避けねばならないことであるのは確かです。
多くの場合、アフィブログは公式にとって「敵」なのです。決して「味方」などではありません。公式担当の皆様にはこのことを肝に銘じて欲しいです。