長らく放置していたこのブログ。あくまでTwitterの補完なので…
さて、今回取り上げるのはテレビアニメ「琴浦さん」です。
ネットでの盛り上がりは今更ここで語るまでもないでしょう。その内容も、キャラクターたちの魅力もまたしかり。しかしおさらいという意味でここまでを振り返ります。
1話で大ネタを仕掛ける手法は過去にも「ハルヒ」や「喰霊-零-」などありましたが、琴浦さんもこの手法を意欲的に用いてきました。冒頭10分で琴浦さんの悲劇的な生い立ちを鬱分たっぷりに描写(しかもほとんどがアニメオリジナル)。視聴者のSAN値が0になる直前で一気に雰囲気を切り替え、原作に概ね忠実なストーリーを楽しく見せて、琴浦さんへの感情移入度を倍加させる。実に見事なお点前でした。
2話はESP研究会の2人が登場。これまた良いキャラクターで、室戸副部長は下野紘の演技が意外にもイケメン。ストーリーは原作からカットされた?エピソードがありますがほぼ原作通り。終盤での真鍋の一言には男女問わず痺れたと思います。
さすが「みなみけ(1期)」「みつどもえ」「ゆるゆり」とキャリアを重ねてきたスタッフだけあって、抜群の安定感で視聴者のハートを鷲掴み。放送前はほとんど話題に上ることもなかった作品ですが、今やアニメファンの話題の中心と言っても過言ではなく、ニコ動での再生回数もすごいことになっています。原作単行本も売り切れ続出で出版社としても嬉しい誤算でしょう。
しかし、私に言わせれば「まだまだ」です。アニメが好きそうなフォロワーのうち半分も見ていないという印象です。アニメ感想ブログも琴浦さん無視を決め込んでいる(「0話切り」している?)ところが多いです。それらを振り向かせられるようになれば、いよいよ本物だと思うところ。これからもTwitterなどで、あまりうるさくならない程度に琴浦さんの魅力を語っていきたいと思っています。
原作の消化速度などから勘案すると今後は4話で大きな波が来て、3話はその4話に向けての「溜め」の回になると考えられます。3話は今までからするとスッキリしない終わり方になるかも知れませんが、その分4話は超がつく神回になるでしょう。あまりハードルを上げるのもアレですが、原作でも結構ウルッと来た話なので、あのスタッフなら最高の料理に仕上げてくれるものと確信しています。
今期は面白いアニメ作品が多いですが、そんな中でも「琴浦さん」は是非とも一人でも多くの方に見てもらいたい作品です。
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